在宅勤務の長期化で部下が悩む3つの問題、上司は何ができるか在宅勤務の長期化で上司は部下たちの課題にどう向き合うべきか Photo:PIXTA

 コロナ禍で急に在宅勤務に切り替えた企業も多い。緊急事態宣言は5月25日に解除されたが、感染リスクを考え、しばらくの間テレワークが続く職場もあるだろう。

 すでに在宅勤務の状況が長引いていることから、職場ではさまざまな課題が生まれている。中でも難しいのが「部下のマネジメント」である。テレワークでは部下の動きがつかめないため、問題が表面化しにくい。

 こんな状況ではあるが、部下層の人々に話を聞くと、業種・業態が違っても、長引くテレワーク環境下の悩みは驚くほど似ていることがわかる。

 中でもよく聞くのが、

(1)ついオーバーワークになってしまう
(2)仕事を進めるためのコミュニケーションがとりにくい
(3)先が見えない状況が続き、今後に向けた不安が増している

 の3つだ。

 私は22年間、マネジメント研修の講師として4万人以上のビジネスパーソンと接してきた。テレワーク環境で働く、上司、部下の悩みを聞き、アドバイスもしてきている。そんな経験を生かし、これらの課題に答えを出していきたい。