新型コロナウイルスの世界的大流行(パンデミック)を受けて在宅勤務になった人は、先を争ってパソコンを購入した。しかし、このことが最終的に、多くの人が期待する「棚ぼた」になるとは限らないようだ。米調査会社インタラクティブ・データ・コープ(IDC)とガートナーが先月まとめた統計によると、1-3月のパソコン販売台数が意外にも減少していていたことが明らかになった。市場シェア世界2位(IDC調べ)の米パソコン大手HPが27日発表した第2四半期(2-4月期)決算は、この傾向をさらに裏付けるものだった。HPの決算によると、ラップトップとデスクトップ合計の売上高は前年同期比7%減。減少率は4年ぶりの大きさとなり、市場予想より悪かった。決算発表後、HPの株価は5%下落した。