![ITとAI](https://dol.ismcdn.jp/mwimgs/f/7/650/img_f7c2d65487639f945b713b881cd82376240564.jpg)
デジタル化は、グローバル化と並んで、国と国の経済格差、競争力の格差を生み出す最も大きな要因だ。
とりわけITビジネスはGAFAに象徴されるように、独自の技術でデファクトを握り、ビジネスで「独り勝ち」できてしまう。イノベーションが企業競争力の源泉で、高度なIT人材をどう養成するかが、鍵になる。
だが日本は人材投資で米欧や中国に圧倒的に差をつけられている。
高度IT人材を育てる投資
圧倒的に多い米国と好対照
AI、ビッグデータなどの活用で産業やビジネスが根本的に変わる「第4次産業革命」をにらんで、各国では90年代後半から、IT高度人材を養成する人材投資が行われてきた。
図表1は、日本と欧米5カ国の人材投資(OJT以外)について、1995年から2012年までの状況を比較したものだ(OJT=On the Job Training)。
![人材投資(OJT以外)の国際比較(対GDP比)](https://dol.ismcdn.jp/mwimgs/c/4/550/img_c4c4a03403ffd9980499395a0d81e46170547.jpg)