築城の際、昆布が重要な役目をになっていたことをご存知でしょうか?

 織田信長の安土城と、豊臣秀吉の大坂城。

 どちらも、石垣用の巨石を運ぶのに、当時は「あらめ(昆布)」が使用されていたそうです。

昆布うどん
【材料】うどん…1玉/出汁…2カップ(400ml)/酒…大さじ1/みりん…大さじ1/塩…小さじ1/2/醤油…大さじ1/おぼろ昆布…適量/梅干し1個/三つ葉、刻み葱など…適量
【作り方】①出汁を沸かし、酒、みりん、塩、醤油を入れて温めておく。②茹でたうどんを器に盛り、1をかけておぼろ昆布、梅干し、三つ葉などを乗せる。

 名古屋市博物館が所蔵している『築城図屏風』の中に、人足たちが巨石を運ぶ様子が描かれた「修羅引きの図」があります。

「修羅《しゅら》」というのは巨石を乗せる木製の台のことなのですが、呼び名の由来については、何重にもひねりが効いていて感心してしまいます。

「大きな石」>「大石」>音読みにすると「たいしゃく」>「たいしゃく」と言えば「帝釈天《たいしゃくてん》」>「帝釈天」と言えば「阿修羅神《あしゅらしん》」との激闘が有名>したがって、「帝釈(大石)」を動かすのは「修羅」……と、まるで連想ゲームですね。

 安土城跡にある『安土城天主 信長の館』に、安土城の天守部分の再現とともに、「修羅引きの図」をジオラマ化した模型が展示されています。

 これを見ると、屏風図では伺い知れない昆布の活用法が解明されています。

「修羅」に縛り付けられた巨石は、「ころ」と呼ばれる丸太を並べた上に乗せられ、数百人がかりで運ばれます。