米自然史博物館のセントラルパークウエストに面した入り口に数十年以前からある第26代大統領セオドア・ルーズベルトの像が撤去される。人種差別的で植民地主義をたたえるものだとの批判が再燃していることが背景にある。博物館のウェブサイトで関係者が21日、像の所有者であるニューヨーク市に、像を移動するよう要請したと述べた。この像は、ニューヨーク州知事と大統領を務めたルーズベルトが馬に乗り、米国の先住民とアフリカ系住民が横に立っている姿を表現している。博物館は発表文で「われわれの多くは、先住民とアフリカ系住民の像の表現や配置が人種差別的だと考えている」と述べた。ビル・デブラシオ市長は21日、ニューヨーク市は博物館の要請を支持するとし、「この問題のある像を撤去するのは正しい判断であり、適切な時期だ」と述べた。
米自然史博物館のルーズベルト像、撤去へ 差別的との判断で
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