
6月に入り新型コロナウイルス感染対策のための緊急事態宣言が解除され、徐々に経済活動が再開してきている。世界的に第2波の恐れはあるものの、各国ともロックダウン緩和の動きを見せている。
しかし、今回の新型コロナウイルスがもたらした「自粛要請」による経済的ダメージは、まだまだ広がりを見せている。
中でも大きなダメージを受けているのが飲食業界だ。飲食店は営業時間の短縮や店内飲食の制限を強いられたため売り上げは激減、閉店を余儀なくされるケースが後を絶たない。その一方で、中食需要が高まり、「Uber Eats」を筆頭にテークアウト、デリバリー関連の新サービスが続々登場するなどの変化が起きている。
今後、社会はウィズコロナを踏まえた新しい生活様式へシフトせざるを得ないだろう。すでにあらゆる業種で先行きが見通せない中での模索が始まっており、今後デリバリーやテークアウトは飲食店のサービスの一つの柱として定着していくとみられる。また、ソーシャルディスタンスの観点から、店内滞在時間を短くしたいと考える人も増えるだろう。