ソフトバンクグループはドイツの決済サービス会社ワイヤーカードから距離を置こうとしている。同社はワイヤーカードが経営破綻する数カ月前、10億ドル(約1080億円)規模の投資を取りまとめる後押しをしていた。  ソフトバンクは傘下の投資ファンドが2019年4月にワイヤーカードと結んだ5年間の提携に終止符を打ちたい考えだ。事情に詳しい関係者が明らかにした。  ワイヤーカードから今のところコメントは得られていない。  ソフトバンクは提携契約によって、ワイヤーカードをデジタル決済サービスのプロバイダーとして、投資先のハイテク企業に案内することが期待されていた。