倒産危険度ランキング#8
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新型コロナウイルスの感染拡大は、実体経済に深刻な爪痕を残している。景気が悪化する中、上場企業3784社の倒産危険度を総点検。リスクの高い473社をあぶり出した。特集『大失業時代の倒産危険度ランキング』(全29回)の#8では、倒産危険度ランキングのワースト301~400位を紹介する。(ダイヤモンド編集部編集委員 竹田孝洋)

倉庫・運輸会社が6社顔を出す
危険水域に入ったその理由は?

 倒産危険度ランキング301~400位の顔触れの特徴は、業種別ランクイン社数で、サービスが11社と、不動産と肩を並べてトップであることだ。

 倉庫・運輸が6社も入った点も特徴的である。1~100位にはゼロ、101~200位と201~300位には1社ずつしか顔を出していなかった。

 業種別のランクイン社数で不動産と肩を並べたサービスだが、301~400位に入った会社を見ると、「ホテル、ニューグランド」(322位)、「ABホテル」(349位)、「ワシントンホテル」(396位)といったホテルの会社が目立つ。

 横浜の老舗ホテルを運営する「ホテル、ニューグランド」は、11月期決算であるため、倒産リスクを示す「Zスコア」(詳細は後述)にコロナ禍の影響は反映されていない。ABホテルの20年3月期は増収増益となったものの売上高、営業利益とも予想を下回り、ワシントンホテルの20年3月期に至っては減収減益となった。外出自粛や外国人観光客減少が業績を直撃した格好だ。

 では、複数の倉庫・運輸会社がZスコアで危険水域にあるのはなぜか。