利用者数わずか333人
1位は高知県の「うどの浜」

 1位は高知県宿毛市の「うどの浜」で、利用者数はわずか333人。前回の「海水浴場人気ランキング2020」で1位になった神奈川県藤沢市の片瀬西浜・鵠沼(126万8300人)と比べると、その少なさが実感できる。

 うどの浜は四国の西南端の離島、沖の島にある。島に渡るには市営の定期船で50~95分かかる。下船後は40分歩かなければならない。水がきれいな海水浴場ランキングでは94位だった。

 うどの浜は、四国で最も早い6月初めに海開きをする海水浴場として知られている。だが、今夏は新型コロナウイルスの感染防止対策が十分に取れないと判断されて、開設中止になった。

 2位の長磯(山口県萩市)は700人。きれいなランキングは177位。萩の市街地から車で45分かかる場所にある。北長門海岸国定公園の中にあり、国指定名勝、天然記念物に指定されている須佐湾を望めるビーチだ。

 ランキングの3位には、利用者数1000人の5カ所が並んだ。和歌山県那智勝浦町の宇久井(きれいなランキングは155位)、静岡県西伊豆町の大田子(同134位)と安良里(同134位)、京都府京丹後市の竹野(同112位)、東京都三宅村の大久保浜(同10位)である。

 なお、今回取り上げた穴場的な海水浴場で遊ぶことを検討する際は、そもそも開設しているかどうかや開設期間、アクセス方法をしっかり確認してほしい。

 最後に、「海水浴場開設率・都道府県ランキング2020」でも指摘したが、今年は全国で4割の海水浴場が開設中止となっている(7月16日時点、海上保安庁調べ)。

 不開設でも砂浜への出入りは可能だが、遊泳区域を示すブイはなくライフセーバーもいないので、泳ぐのは非常に危険である。

 また、開設している場合でも、新型コロナウイルスの感染防止の観点から“3密”を防ぐため、更衣室や売店などを設けないケースが多い。例年以上にしっかりとした準備が必要になるので、この点にもぜひ留意してほしい。

(ダイヤモンド編集部編集委員 清水理裕)