難関インターンシップ選考を通過した就活生の「意外な共通点」とはコロナ禍で募集定員が減少しているインターンシップ選考を通過する方法とは? Photo:PIXTA

サマーインターンシップがすでに始まり、22年卒の就活の火蓋は切られた。コロナ禍の影響もあり、従来の就活ノウハウが通用しないと悩む学生も多い。そこで、毎年約200人の学生が受講するキャリアデザインスクール、我究館の副館長である藤本健司氏が、コロナ禍で内定を勝ち取るためにいま就活生がすべきことを具体的に語る。

 本連載ではこれから毎回、22年卒の学生が納得のいく就職活動を行い内定を獲得するためのさまざまなスキルを紹介していく。連載1回目は、すでに始まっている秋のインターンシップの選考をいかに通過し、次につなげるかについて話してみたい。

インターンシップ参加社数は
2年で2倍に!

 2020年6月に行われた、マイナビの22年卒の就活生1万672人を対象にした調査によると、就活生にとってのインターンシップの重要度は年々高まっている。

 インターンシップとは言葉の通り「就業体験」を指すのだが、これを就職活動の一環として捉え、重要視している学生が増えているというわけだ。具体的には、インターンシップ先を選ぶ際に「就職活動を『常に意識している』」とする割合は、20年卒から年々増加し、75.2%(前年比 +6.4ポイント)となっている。

 インターンシップへの関心や重要度の高まりは、インターンシップ参加企業数の増加から見ても分かる。実際に、22年卒のインターンシップ参加希望企業数は、20年卒の学生に比べ約2倍となっている(図1参照)。

 このような流れの中で、インターンシップに参加するための「選考」も厳しくなっている。特に、知名度の高い人気企業のインターンシップ選考は、今後ますます難度が上がっていくだろう。そのような、競争が激しいインターンシップ選考を乗り越えるための、大事なポイントをお伝えしたい。