全国の大学でオンライン授業がスタートして半年がたった。大学以外の学校が再開しても、大学は後期も原則オンライン授業のまま。そんな中、学生からは強い不満と怒りの声が上がる。本特集『コロナで激変!大学 序列・入試』(全14回)の#4では、学生の“悲痛な叫び”をレポートする。
学生から編集部に寄せられた
怒りと絶望と落胆の声123件
「現在、私の一日のパソコン使用時間は10時間を超えています。睡眠時間を削り、評価のための課題をこなすためだけに読書をする。目も肩も腰も手も心も限界です。受験以降一度もキャンパスに入れず、友達はできない。朝起きて向き合うのはパソコン。ひとりぼっちの部屋。私はなんのために大学に入ったのでしょうか」――。
今年7月、ツイッター上のハッシュタグイベント「#大学生の日常も大事だ」には、3万件を超える大学生の声が寄せられた。ダイヤモンド編集部でも、7月18日から公式ツイッターアカウントで広く全国の学生の声を募ったところ、27日までに123件もの声が寄せられた。冒頭の声はその一つ。どれもが長文の、怒りと絶望と落胆の声である。
実に半数の61件が、1年生またはその父母からだった。特に多かったのが「オンライン授業の質の低さと、課題の異常な多さ」だ。