親にされて嫌だったこと
1位は「志望業界について意見された」
一方で、「保護者とのかかわりで嫌だったこと」(複数回答可)の1位に選ばれたのが、「志望業界について意見された」(13.5%)だった。2位は「志望職種について意見された」(10.3%)、3位は「ライフプラン、キャリアプランについて意見された」(9.7%)となっており、就活生の志望を否定したり、ダメ出ししたりする行為は、総じて嫌がられる傾向があることがわかった。
以下の就活生の声から分かるように、彼ら・彼女らが自分なりに調べて作り上げた志望、業界や職種の将来性について、親が独自の観点でダメ出しする行為は「偏見」と捉えられており、就活生のストレスにつながっているようだ。
「志望していた業界について、『その業界は先がない』と、否定された。自分なりに業界の今後の事業展開などを研究していたのに、何も調べずにダメ出しするのはどうかと思う」(関東/理系)
「興味のない職種を推してきて、断るのがとても面倒だった。自分なりに調べた上でその職種を志望しているので、それ以上の情報を提供してくれない以上、口出ししないでほしい」(関東/文系)
また、親としては子どもが幸せに働けるいい会社に入ってほしいと願うものだが、「『いい会社に入れよ!』みたいな漠然としたエールは嫌だった。『いい会社とは何?』と思ってしまう」という就活生の声もあった。
否定やダメ出しでなくとも、曖昧な応援や助言は就活生を混乱させるため、控えた方がいいだろう。