福岡、兵庫、愛知などが上位
保有台数で最多の東京は11位

 今回、自転車事故の発生率(1万台当たりの事故件数)で1位となったのは静岡県だった。

 自転車保有台数は全国で10位の185万3000台ながら、事故発生件数は9位の3986件。

 自転車1万台当たりの年間事故件数は21.51件に上っている。

 静岡県といえば、サイクルスポーツの「聖地」である日本サイクルスポーツセンター(伊豆市)でも知られる。

 さらに来年の東京オリンピック・パラリンピックの自転車競技が静岡県で開催されるため、これを契機に静岡県を国内外のサイクリストが憧れる聖地にする取り組みも進められてきた。

 だが、聖地を目指すのであれば、自転車事故防止のためのさらなる対応も必要だろう。

 2位は群馬県で、1万台当たりの事故件数は20.99件。

 研究者らでつくる「自転車の安全利用促進委員会」が公表した調査によると、中学生・高校生の通学時の自転車事故件数において、群馬県が最も多いという。

 同委員会が2018年(1-12月)の1万人当たりの通学時の自転車事故発生件数を調査・分析した結果、中学生・高校生ともに群馬県がワーストとなった。また、高校生については5年連続のワースト、中学生も2016年に次いで再びワーストになった。

 同委員会は群馬県で通学時の自転車事故が多い背景について、「1人当たりの自家用乗用車数が全国1位であり(中略)自動車利用が盛んな土地柄で、人口当たりの交通事故発生件数も全国有数(2018年4位)です。このような状況を踏まえると、中高生の自転車事故が発生しやすい環境」と解説している。

 なお、同調査では、静岡県も高校生の事故件数において、群馬県に続く2位となっている。

 今回のランキング3位以下を見ると、福岡、兵庫、愛知、大阪、宮崎と西日本地域が続く。