というのも、充血を止める目薬に入っている「血管収縮薬」という成分が、目以外に作用してしまうことが危険なのだそうだ。

「血管収縮薬が充血している眼球だけに効けばよいのですが、目と鼻と口はつながっているので、鼻や口に流れてしまうと危険です。とくに長期に使った場合、鼻や口を介して全身にも作用し、血圧を上げたりすることがあります」

 また、充血をとる目薬は、使用する期間にも注意が必要だ。

「コンタクトの不調やゴミが入ったことが原因の充血なら良いのですが、万が一感染症などの症状として目が赤くなっている場合は、目薬を使うことでかえって病気を悪化させかねません。感染症の場合に血管収縮薬が入った目薬を使うと、病気を治そうとする血流も止めてしまうことになるからです。『充血をとる』という効能が書いてある目薬はできる限り使用頻度を減らしましょう。もし使用する場合はごく短期の使用にとどめ、充血が引かなければ、必ず眼科を受診してください」

他の症状にも使える
疲れ目・乾き目の目薬

 充血をとる目薬のほか、アレルギー用の目薬、抗菌剤入りの目薬は、症状に対する効力も強い代わりに、副作用のリスクも高いという。そのため、他の症状が出ているときに使用することは危険だ。

「一方、ドライアイや眼精疲労用の目薬は、コンバートして使っても副作用の心配は少ないと思います。たとえば、急に目のかゆみを感じたけどアレルギー用の目薬を持っていないときや、どうにも眠くて眠気覚ましに目薬を差したいときなど、一時的であれば使っても構いません。ちなみに、眠いときに目薬を差すことは、水分を与えて目を開きやすくする効果が期待できます」