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世間では「マニュアルどおりに働く」と言うと人間味がないように捉えられるなど マニュアルに対して、ネガティブなイメージを持っている人が多い。しかしマニュアル導入支援事業を行う株式会社2.1代表取締役で、内閣官房「業務の抜本見直し推進チーム」アドバイザーを務める中山亮氏は、「マニュアルは、“人が人らしく働く”ために存在するもの」と説く。著書『社長、僕らをロボットにする気ですか? 正しいマニュアル導入で人を成長させ、組織の生産性を高める方法』(good.book)より抜粋(一部編集)して紹介する。

「型」には「箱」と「基本」がある 

 「組織をもっと効率化させたい」

 営業の現場で、お客様からよく伺う言葉です。その具体的なアプローチとして、マニュアルの導入を考えるのは正しいことだと思います。しかし、残念なことに、多くの方がこう考えているようなんです。

 「組織を効率化する」=「社員を型にはめる」ものだと。 

 結論から言うと、社員を型にはめようとして作るマニュアルは、企業の中で定着することはありません。なぜなら、型にはめられる側である現場の人たちからすれば、決して気持ちのいい施策ではないからです。当然です。これこそ、まさにみなさんが嫌がる「ロボット化」ですから。現場での理解が得られない状態では、マニュアルを定着させるのはまずムリです。

 そのうえで言います。僕たち株式会社2.1(以下、2.1)では、「マニュアル=型」と考えています。ただし、この「型」は「型にはめる」という意味での型じゃありません。