マッキンゼーのエリートが大切にしている39の仕事の習慣Photo:PIXTA

元マッキンゼーで、現在は経営者へのエグゼクティブコーチング、人材戦略コンサルティングを行う大嶋祥誉氏が、新刊書『マッキンゼーのエリートが大切にしている39の仕事の習慣』を上梓。本書からの抜粋で、今日から即役に立つ、働き方の基本について紹介していく。今回は、部下の能力を引き出すために、上司は部下にどのように接するべきかについて。日頃、マネジメントの難しさに悩む管理職諸氏に、有益なヒントを与えてくれるはずだ。

マッキンゼーの「できる上司」に
共通する3つの特徴

 上司にとって、重要な仕事のひとつは、部下の能力を引き出すことです。

 マッキンゼーでは、自分が任されているプロジェクトを管理・監督し、クライアントのために全体のバリューを最大化することが、上司のミッションです。

 現場でそれぞれの仕事にあたってくれている部下の力をめいっぱい発揮させることで、結果的に管理・監督者としての自分のバリューも上がるのです。

 では、マッキンゼーの「できる上司」は、どんな特徴を持っているのでしょうか。

 そこには3つの共通点があるように思います。

1 部下を認める
2 部下に共感する

3 部下をインスパイアする(刺激する)

 チームは、明るく楽しく、ワクワクして仕事ができれば、大きなバリューを生むことができます。上司は、そのために自分が何をすればいいかを考えればいいのです。