観光地については「Go Toトラベルキャンペーン」の威力を感じるしかない。だが、首都圏において、これだけ通勤客が増えてほぼコロナ以前と変わらなくなってきているのは、緊急事態宣言が出た4月~5月にはリモートワークに切り替えた会社の多くが、元の出勤体制に戻しているからなのだろう。

 実際に私の周りを見ても、以前の勤務体制とほとんど変わらなくなってきたという人も多い。もちろん職業別の就業者数を見てみると在宅でリモートワークができる「事務従事者」は就業者全体の2割程度しかいないので、社会全体で見るとそれほど差が出てきているわけではないだろうが、実際に緊急事態宣言の頃の通勤風景とは様変わりしてきていることは確かだ。すなわち、当時は在宅勤務を命じられていた人も最近は出社するようになってきたということだろう。

 筆者は物書きなので、元々在宅で勤務をすることが多いが、打ち合わせや取材などはコロナ禍によってほとんどがオンラインで行うようになった。実際にやってみると、非常に便利だし、お互いにわざわざ出かける時間と手間がなくなる分、業務は非常に効率的になる。

 これは企業に勤める人にとっても恐らく同じだろう。社内での会議や打ち合わせなどはほとんどZoomのようなアプリを活用することで実施が可能である。また、クラウドサービスの拡大によって、出社しなくてもインターネット環境があればどこでも業務が可能になるというケースも増えてきているだろう。