片づけられない人たちの“最後の欠け込み寺”として有名なカリスマ片づけアドバイザー・石阪京子先生の最新刊『一回やれば、一生散らからない「3日片づけ」プログラム これが最後の片づけ!』が、ついに発売に!
在宅ワーク化が進んだり、備蓄も必要だということが分かったwithコロナ時代。捨てるだけの片づけ術では対応しきれなくなった新時代の片づけ術とは? 絶対リバウンドしないための収納方法や家事のやり方とは? この連載では、本書の一部を抜粋しながら、石阪メソッドをご紹介します。
どこにも行けない長期休暇は、家族で楽しみながら3日間の「片づけ合宿」をやってみてはいかがでしょうか?

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コロナ以降、頻繁に寄せられるようになったのが、「在宅ワーク用の場所がなくて困っている」というお悩みです。リビングで後ろに子どもや奥さんがいるなかweb会議をしたり、書斎があったとしてもそこが物置部屋になっていて使えないというケースが多いようです。

仕事は、基本的には書斎などその人のプライベートスペース(本書で詳しく説明)で行うのが前提です。在宅ワークはただでさえ気持ちをオンに切り替えにくいので、集中できる環境を整えることが大切ですよね。書斎が物置化しているなら、そこを片づけて書斎として利用すればいいですが、日本の住宅事情では、書斎自体作れないことも多いと思います。

その場合は夫婦のプライベートスペースである寝室の一角に書斎スペースを作ります。例えば、「突っ張りデスクなどで書斎コーナーを作る」のです。

在宅ワークでまず必要なのは机よりもイス!

4月にレッスンを受けたFさんは、旦那様が在宅ワークになったため、急ごしらえで寝室に書斎コーナーを作ったという方。

とりあえず、大きな出窓があったため、そこの天板にパソコンを置き、カウンターチェアに座って、在宅ワークを始めたそうです。ただ、それだと壁に膝が当たるので、旦那様はイスの上であぐらをかいて仕事をしていて、腰痛に悩まされているとのこと。

そこで私は、まず「イスをオフィス用のモノに替えましょう!」とお伝えしました。私の夫は椎間板ヘルニアと脊柱管狭窄症の手術を10年ほど前にしたことがあるので、事務所で使うイスは、腰に負担がかからないように設計された、ちょっといいモノを使っています。でも、そのおかげでだいぶラクなようです。

Fさんのお宅の場合は、カウンターチェアであるうえ、不自然な体勢で仕事をされているので、腰が痛くなるのは当然だと思います。ですから、イスを買い替えることが先決。

でも、そうすると出窓部分ではお仕事ができなくなります。だから、机も買わなくてはいけません。ところがFさんは「寝室なので、地震が起きるとこわいから大きい家具は置きたくないです」とのこと。そこでおすすめしたのが、突っ張りデスクです。

寝室に書斎コーナーを作る場合は地震対策を

突っ張りデスクというのは、天井に突っ張って設置するので、地震が起きた際に転倒を防げるという優れものです。しかも、突っ張るためには高さを出す必要があるため、基本的には棚も合体しています。ですから、収納力も抜群です。

Fさんの寝室は、それまで大きい家具を置きたくないがために、カラーボックスが壁沿いにズラリと並んでいました。そこに布団を敷いて家族で雑魚寝をしていたそう。けれども、それでは突っ張りデスクやイスを置くスペースがないため、Fさんは覚悟を決めて、片づけを決行しました。

物置化していた部屋を息子さんの部屋にして、寝室は夫婦で使うと決めることによってスペースが生まれました。さらにカラーボックスも撤去。そして無事に、突っ張りデスク+オフィス用のイスを置き、書斎スペースを作ることができたのです。