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在宅ワーク化が進んだり、備蓄も必要だということが分かったwithコロナ時代。捨てるだけの片づけ術では対応しきれなくなった新時代の片づけ術とは? 絶対リバウンドしないための収納方法や家事のやり方とは? この連載では、本書の一部を抜粋しながら、石阪メソッドをご紹介します。
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部屋割りを見直したことから、リビングがすっきり片づいたEさん宅

前回の記事の、パブリックスペースと、プライベートスペースの考え方を取り入れた時に、重要になってくるのが、そもそもの「部屋割り」です。部屋割りというのは、夫婦の寝室がどこか、子ども部屋がどこか、という、部屋の割り振り方のことを言います。つまり、これによって、どの部屋がパブリックスぺースで、どこが誰のプライベートスペースなのかが決まるのです。

正しい「部屋割り」の仕方とは?

冒頭の写真のEさんも、まず初めに、「部屋割り」を見直すことから始めました。

上の間取り図がEさんの間取り図です。4人家族で、幼稚園か保育園くらいの子どもが2人いるとします。あなたなら、どの部屋を、どのように割り振りますか?

一番多いパターンはこうです。広いほうの洋室(3)を寝室とし、家族みんなで布団を敷いて寝ます。もう一方の洋室(4)は、最初はお父さんの書斎だったのが、いつの間にか物置化。そして、リビング横の和室(2)は子どもの遊び場になっています。

たしかに、子どもが小さいうちは、家族で一緒に寝ているほうが安心かもしれませんし、お母さんが料理をしている間に、子どもを和室で遊ばせておけば、様子がわかるので助かりますよね。でも、そうすると家がどんどん散らかります。

「おもちゃで遊ぶのは隣の和室だけ」と決めておいたとしても、だんだんリビングにもおもちゃが進出していきます。その結果、リビングも隣の和室も子ども関係のモノが増え子ども部屋状態になります。そうして、おもちゃも子ども服も、将来の子ども部屋に収納できる量を超えてしまいます。

家族4人で寝ている洋室も、布団を入れるスペースがないため、布団は敷きっぱなしになります。和室の押入れは子どものおもちゃでいっぱいに。そして、家族の様々な持ちモノは、物置部屋(元書斎)に放り込まれ、ここも部屋として機能しなくなります。

つまりこの部屋割りでは、「パブリックスペース」と「プライベートスペース」がごちゃごちゃになっているのです。

この間取りならどうするのが正解?

本来、この間取りなら部屋割りは次のようにするのが正解です。

(1)リビング→家族がくつろぐ空間(パブリックスペース)
(2)和室→家族みんなで使うリビングの延長(パブリックスペース)
(3)6・5畳の洋室→子ども2人の部屋(子どものプライベートスペース)
(4)5畳の洋室→夫婦の寝室(夫婦のプライベートスペース)

考え方としては、まず、収納が大きな個室を夫婦の寝室として使います。そして夫婦の持ちモノは寝室にすべて入れます。

そして、6・5畳の洋室を子ども部屋にします。おもちゃや勉強道具は子ども部屋にしまいます。リビングで遊んだり勉強したい時は、カゴなどに入れてに持ってきます。

現代の住まいは、本来、モデルルーム通りの部屋割りで使うのが一番、散らかりにくく生活できるようになっています。西洋式の住み方が叶えられるように、使い方まで想定して設計されている場合がほとんどだからです。ですので部屋割りに迷った時は、その基本に立ち返ることが重要です。

このEさんのおうちが、部屋割りを変え、どのように片づけてどのようにかわったのか?他のお部屋のビフォアアフターも本書では公開しています。ご参考にしてください。