日本以上に世界で受けた!外国人がこんまりメソッドにほれたワケ
「こんまり」プロデューサーが明かす自分らしく輝くセルフプロデュース術
むしろアメリカで受けた
こんまりメソッドの神髄
手を合わせて家に感謝をするセレモニーにこそ、こんまりメソッドの神髄があると注目され、テレビの取材でもガッツリと放送されるようになったのです。
「なぜマリエは、まるで瞑想しているように正座をして家と向き合っているのか」
撮影時の彼女の様子を見たスタッフは、繰り返しこう聞きました。
「ときめきを基準に選ぶことの大切さ」「感謝して、手放すこと」「モノを通して人生に向き合い、人生の質を高めていくこと」─。
家に感謝を伝える習慣をきっかけに、麻理恵さんはテレビの前で、20年以上かけて磨いてきたこんまりメソッドの本質を説明していきました。
すると、テクニックの魅力と同時に、こうした精神性の高さや本質的なメッセージに価値を感じてもらえるようになったのです。
単なる家を片づける一つのメソッドから、生き方そのものを考え直すライフチェンジングな体験としての価値が見いだされるようになりました。
自分らしく振る舞っていいんだと心が解き放たれた麻理恵さんは、どんどんと自然体になっていきました。
そして本来持つ魅力が輝きを増して、爆発的にスパークしていったのです。
川原卓巳(かわはら・たくみ)
KonMari Media,Inc Founder and CEO/Producer
1984年広島県生口島生まれ。大学卒業後、人材教育系の会社に入社し、のべ5000人以上のビジネスパーソンのキャリアコンサルティングや、企業向けのビジネス構築・人材戦略を行う。近藤麻理恵とは学生時代からの友人であり、2013年以降は公私共にパートナーとして、彼女のマネジメントとこんまりメソッドの世界展開のプロデュースを務める。2016年アメリカ移住後、シリコンバレーとハリウッドの両方に拠点を置きながら、KonMariのブランド構築とマーケティングを実施。日本のコンテンツの海外展開なども手がける。2019年に公開されたNetflixオリジナルTVシリーズ「Tidying Up with Marie Kondo」のエグゼクティブプロデューサーでもある。同番組はエミー賞2部門にノミネートされた。
まずは行動してみよう!
本連載を読んでくださって、ありがとうございます。
書籍『Be Yourself』では、これまで僕が経験してきたことから、あなたに伝えたいと思ったことを書かせていただきました。
一つひとつを順番に試してもらえたら、確実に人生が変わる。そう確信しています。
だからこそ、まずは実践してみてください。行動してみてください。動いてみてください。
情報は世の中にあふれています。本を買わなくたって、ネットサーフィンをするだけでもたくさんの情報を得られます。
でも、知っているだけでは人生は変わりません。本を読んで、「やってみよう!」という気持ちになって、まずは動いてみる。
もし書籍『Be Yourself』を通じて、何かを感じていただけたなら、その情熱のまま、小さくてもいいから簡単なことから始めてみてください。動き出すと、人生は確実に変わります。そして、その変化を起こした自分をほめてあげてください。
紛れもなく、あなた自身が決断した第一歩なのだから。
種明かしをすると、僕はこの本を、昔の自分の背中を押すつもりで書きました。
書いては消し、何度も練り直し、思った以上に時間をかけることになったのは、「何者にもなれないんじゃないかと焦っていた過去の自分」「やりたいことに蓋をしていた過去の自分」と対話を繰り返していたから。
当時の自分でも臆せず行動に移せるよう、実際に行動できる内容に整理し、各章の最後には実践すべきチェックリストも用意しました。また書籍『Be Yourself』の巻末には、自分を知り、活かし、発信し、環境を変えて、磨き続けるためのチェックシート記入見本も用意しています。
自分らしく輝くのは決して難しいことではありません。新しい一歩を踏み出しましょう!
本書の主な内容
■第1章 自分を知る
まずは片づけから始めよう
あなたの魅力は「外」ではなく「内」にある
過去を手放しても「ゼロ」にはならない
「やりたくない」を書き出そう
あなたの「好き」が稼げるかは考えなくていい
時には堕落しきってみよう
■第2章 自分を活かす
時代の文脈を読む
まずは誰か一人の役に立とう
一つずつ丁寧に。途中で失敗してもいい
脱マウンティングのススメ
MUSTの円を小さくする
「今、有名か」は関係ない
■第3章 自分を発信する
最初は良き「受信者」になろう
お金を払って受け取ろう
最前列でかぶりつけ
得意な表現方法を選ぼう
最初はリツイートだけでいい
つながるチャンスを逃さない
■第4章 環境を変える
環境を変える5つのサイクル
てっぺんを目指さなくたっていい
「当たり前」の基準を変える
手を挙げるだけで抜きん出る
上手に「助けて!」と言ってみる
GIVEのしすぎに注意しよう
■第5章 自分を磨き続ける
シルクのパジャマで自分を大切に
早起きで地球を独り占め
夫婦のミーティングは散歩をしながら
午後イチはご褒美タイムから始めよう
身近な人を「さん」付けで呼ぶ
本来のあなたに戻してくれる人を大事にする