むしろアメリカで受けた
こんまりメソッドの神髄

 手を合わせて家に感謝をするセレモニーにこそ、こんまりメソッドの神髄があると注目され、テレビの取材でもガッツリと放送されるようになったのです。

「なぜマリエは、まるで瞑想しているように正座をして家と向き合っているのか」

 撮影時の彼女の様子を見たスタッフは、繰り返しこう聞きました。

「ときめきを基準に選ぶことの大切さ」「感謝して、手放すこと」「モノを通して人生に向き合い、人生の質を高めていくこと」─。

 家に感謝を伝える習慣をきっかけに、麻理恵さんはテレビの前で、20年以上かけて磨いてきたこんまりメソッドの本質を説明していきました。

 すると、テクニックの魅力と同時に、こうした精神性の高さや本質的なメッセージに価値を感じてもらえるようになったのです。

 単なる家を片づける一つのメソッドから、生き方そのものを考え直すライフチェンジングな体験としての価値が見いだされるようになりました。

 自分らしく振る舞っていいんだと心が解き放たれた麻理恵さんは、どんどんと自然体になっていきました。

 そして本来持つ魅力が輝きを増して、爆発的にスパークしていったのです。

日本以上に世界で受けた!外国人がこんまりメソッドにほれたワケ