――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  やる気のないパートナーをなだめるには、時には多くの油が必要になる。  サウジアラビアは5日、石油輸出国機構(OPEC)およびロシアなど非加盟の主要産油国で構成する「OPECプラス」の会合を終えた後、2月と3月に自国の原油生産量を自主的に日量100万バレル削減する方針を表明した。  最も寛容な解釈をすれば、サウジの行動は度量の大きさを示したものだ。OPECプラスのメンバーの苦しい状況を理解し、善意のジェスチャーを表そうとした。