
2021年の世界経済は、日本では緊急事態宣言が再発動され、欧州でもロックダウンが強化されるなど、先行きの見えないスタートになった。
米国ではバイデン新政権移行への混乱が続き、香港やイラン情勢も緊迫度を増す。今年も多くのことが起きるだろう。
とりわけ経済では、新型コロナウイルス(Coronavirus)感染の行方、気候変動(Climate Change)への対応、資本主義(Capitalism)のあり方の「3つのC」を巡る動きが2021年を占う鍵になるだろう。
ワクチン接種は始まったが
「ウィズコロナ」の経済は続く
一つ目の「C」のコロナ問題では、昨年末近くになり、米欧を中心にワクチン接種が始まったのは朗報だったが、足元の感染再拡大は止まらない。
日本でも感染第3波が猛威を振るい、1月7日に首都圏を対象に緊急事態宣言が再発令された。