自己分析,就活
就活の軸を決めるために大切なのが自己分析ですが、行き詰ってしまう人は少なくありません Photo:PIXTA

就職活動では、まず「軸」を置くことが重要といわれている。そのために自己分析は欠かせないが、軸が何か分からなかったり、軸が決まらずに行き詰まってしまったりする就活生は少なくない。では、どのようにその行き詰まりを解消し、就活を進めていけばいいのか。今回は、その一つの解決策として、キャリアアドバイザーがおすすめする「軸の仮置き」という方法を紹介する。(ダイヤモンド・セレクト編集部 林恭子)

完璧な自己分析、就活の軸はない!
悩める人は「軸の仮置き」がおすすめ

 3月1日から大手企業を中心に、22年卒向けの採用広報が解禁される。それまでに自己分析を徹底的に行い、就職先を決定する上で大事にしたい判断軸である「就活の軸」を作ろうと意気込んだものの、「どうやって軸を作ればいいか分からない」「そもそも何がやりたいのか分からない」と行き詰まってしまった就活生も少なくないのではないだろうか。

 そんな悩める就活生に対して、リクルート就職エージェントのキャリアアドバイザーを務める濱田千佳氏は「軸の仮置き」という方法をおすすめする。

「軸の仮置きとは、自分の過去の経験から軸を仮置きし、企業選びや企業接点の中で設定した軸との合致度を検証するもの。検証の過程で軸を深め、修正していくことになる」(濱田氏)

 就活生の中には軸を決めようとしても「これであっているのか」と不安になり、手が止まってしまう人や、軸は不変なものだと思い込み自己分析をずっとし続ける人もいるという。しかし、濱田氏は「完璧な軸など存在しない」と語る。

「軸をいったん仮置きして企業を見ていき、自分の判断軸とすり合わせることが現実的な方法。つまり、軸は企業研究や説明会などに参加したりすることでブラッシュアップされるものであり、最初から完璧にしようと思わずに仮置きすることが大切になる」(濱田氏)

 この軸の仮置きをすることによって、大きく2つのメリットが得られるという。

「まず、説明会などで企業を見るポイントが明確になる。すると、入社後も含めた納得感のある就活につながりやすい。もう一つは、エントリーシートや面接で『就活の軸は?』と問われた際に根拠を持って回答でき、内定の獲得につながりやすい」(濱田氏)