写真:ラジオを聴く
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近年、ラジオやPodcastといった音声メディアのブームが再来している。動画に取って代わられた印象が強い音声メディアだが、動画とは違って聞きながらスマホを操作できるため、若い世代での需要も高まっているという。そんな音声メディアの状況や可能性を、数々のポッドキャストのプロデュースやラジオパーソナリティーをしている株式会社BOOK代表の樋口聖典氏に聞いた。(清談社 沼澤典史)

音声広告市場は
2025年に60倍へ

 深夜に自室にこもり、雑音混じりのラジオを聞いた経験のあるミドルエイジは多いだろう。ただ、ラジオの人気はテレビに取って代わられ、そしてまたテレビもインターネットに取って代わられつつある。そう言われて久しいが、近年再びラジオやインターネットラジオの一種であるポッドキャストなどの音声メディアが復調の兆しを見せている。

 音楽ストリーミングサービスのスポティファイが2019年にポッドキャスト企業である「Anchor」と「Gimlet」を買収し、また昨年12月末には米Amazonがポッドキャストサービスを展開する「Wondery」を推定3億ドルで買収。Amazon Musicでのポッドキャストコンテンツやサービスの強化を図っている。

 さらにツイッターも今年1月初めに、ポッドキャストアプリ「Breaker」を買収。グーグルもポッドキャストの配信プラットフォームを保有している。このように、既存の巨大プラットフォーマーたちの動向からも音声メディアへの注目度がうかがえる。