婚活成功者続出! 難関幼稚園、名門小学校合格率95%!「にじみでる育ちのよさ」と本物の品が身につくと話題のマナー講師、諏内えみさんの最新刊『「育ちがいい人」だけが知っていること』。内容は、マナー講師として活動される中で、「先生、これはマナーではないのですが……」と、質問を受けることが多かった、明確なルールがないからこそ迷ってしまう、日常の何気ないシーンでの正しいふるまいを紹介したもの。
マナー本や、通常のマナースクールでは、ルールではないからと省かれ、個人の常識に委ねられていますが、正解がわからないともやもやしますし、自信を持ってふるまえません。
しかも、「育ちがでる」と言われてしまう部分ばかりですから、尚更気になりますよね! 今回はその中から、靴の選び方についてご紹介していきます。

「靴は、大丈夫?」<br />育ちがいい人が気をつける2つのことPhoto: Adobe Stock

場に合わせた靴選びを

生徒さんを拝見していますと、フラットシューズが流行していることもあり、「どこへ行くにもヒールのない靴」という方や、逆に、常に「8センチ以上のヒール」とこだわっている方もいらっしゃいます。しかし、TPOに合わせてヒールの高さや靴音にまで気を配れるのが育ちがいい人。

階段を下りるときのカンカンカンという音や、廊下を歩くときのピンヒールのコツコツという音は、まわりが気になるもの。美術館に行く、講演会や会議で資料を配る……など、音が響くと予想される日は、ミュールや細すぎるヒールの靴は控え、できるだけ音が気にならないものを選びましょう。

また、畏った場、特にフォーマルな席なら少なくとも5cm以上ヒールのある靴を。パーティなど、とくに優雅にふるまいたい場なら、女性の脚を美しく見せてくれる7~8cm以上のヒールがおすすめです。

ただし、葬儀に参列する際は高すぎるヒールでは品性を疑われます。ファッショナブルな場なのか、厳粛な場なのか、的確に判断できる女性でいたいですね。

「品がいい」「育ちがいい」と言われる人は、普段、無意識に行っている所作や日常のちょっとしたふるまいが、他の人とは違うもの。それは大切なシーンでも必ず出てしまいます。「なぜこんな格好をしているの?」と思われないよう注意したいものですね。

『「育ちがいい人」だけが知っていること』では、普段の生活の中で「育ち」が出てしまうポイントや、どうふるまうのが正解か?というリアルな例を250個も紹介しています。誰にも指摘されたことがないのに、実は「あの人は、育ちが……」なんて周囲の人から思われているとしたら、本当に恥ずかしいですよね!今さら聞けないことばかりですから、ぜひ参考にしてみてくださいね。