脱炭素の最強カード#6
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半導体メーカーのルネサスエレクトロニクスが、自動車事業よりも利益率の高い非自動車事業を強化するべく、巨額買収を進めている。「自動車離反」ともささやかれる動きに、ルネサスの自動車事業担当のキーマンはどう答えたのか。自動車メーカー向けのビジネスはどのように収益性を上げていくつもりなのか。特集『EV・電池・半導体 脱炭素の最強カード』(全13回)の#6では、自動車メーカーとの関係性や将来戦略についてトコトン本音を語ってもらった。(ダイヤモンド編集部 新井美江子)

「忠実なるサプライヤー」が直面した
自動車需要V字回復の“一大事”

――今、自動車各社は半導体不足による減産を余儀なくされています。半導体は自動車の電動化や自動運転のキーデバイスでもある。これまで、自動車メーカーは半導体メーカーを「忠実なるサプライヤーの1社」としか捉えていませんでした。しかし半導体の需給ひっ迫と重要性の高まりという二つの要因により、自動車メーカーと半導体メーカーの“主従関係”が逆転しつつあるとの見方があります。

 主従逆転が生じるようなことにはなっていないと捉えています。