外食業界が新型コロナウイルスの感染拡大で大打撃を受けている。緊急事態宣言に加え、狙い撃ちの時短営業の要請など、飲食店は青息吐息だ。その裏で、今が外食企業の“買い時”だと舌なめずりするプレーヤーがいる。ファンドや総合商社などが主導して進む外食業界の“大再編”。特集『外食大再編』(全8回)では、資金繰りに奔走し、生き残りを懸けてあがく外食業界の最前線に迫った。
#1 3月22日(月)配信
ロイホは双日、いきステはファンド…「外食再編4大シナリオ」黒幕の正体
ロイヤルホストは商社の双日、「いきなり!ステーキ」は投資ファンド……。不振に陥った外食企業に対して、「今がチャンス」とばかりに新たなプレーヤーが資金を出し始めた。アフターコロナを見据えて動きだした、外食業界の再編劇の行方を追った。
#2 3月22日(月)配信
スシローCEOが明かす「古色蒼然ブランド・京樽」買収劇の舞台裏
回転ずし最大手が勢力拡大の一手を打った。スシローグローバルホールディングス(HD)は4月1日付で、吉野家HDから京樽を買収する。スシローグローバルHDの水留浩一CEOが沈黙を破り、京樽買収劇の舞台裏と今後の野望を語る。
#3 3月23日(火)配信
「お買い得」な外食企業ランキング!8位サイゼリヤ、2位サーティワンアイス、1位は?
コロナ禍で業績不振に陥ったことで、外食企業の株価が軒並み下落している。これを絶好の好機と捉えるのが投資ファンドだ。投資ファンドはどんな企業に目を付けるのか。取材を基に、“お買い得”な外食企業のランキングを作成した。
#4 3月24日(水)配信
ロイヤルホスト経営トップに聞く「投資ファンドより双日」を支援先に選んだ理由
外食事業の他にもホテル事業や機内食事業など分散経営を行い、リスクに強いとされていたロイヤルホールディングス。しかしコロナ禍で全事業が壊滅し、総合商社の双日からの出資を受け入れた。双日との資本業務提携の裏側と今後の復活策を菊地唯夫会長が明かした。
#5 3月25日(木)配信
外食企業vs銀行、融資を巡る仁義なき攻防戦!銀行が追加融資を渋る理由
外食企業の生き残りの生命線となる手元資金。コロナ禍で当初、金融機関は融資に柔軟な姿勢を見せていたものの、最近は「追加融資が受けられない」との声が相次いで聞こえてくる。銀行と外食企業の融資を巡る攻防戦に迫った。
#6 3月26日(金)配信
いきなり!ステーキ社長が明かす資金繰り死闘記「最初から慎重にやればよかった」
持ち株を担保に取引先に借金、ペッパーランチ事業をファンドに売却……。資金繰りに奔走したペッパフードサービスの一瀬邦夫社長を直撃し、コロナ禍での奮闘や、「いきなり!ステーキ」の再建策を明かしてもらった。
#7 3月27日(土)配信
かっぱ寿司、はなの舞…資本金を減らし「中小企業化」のなりふり構わぬ台所事情
経営難に陥った外食企業が資本金を1億円以下に減資し、「中小企業化」する事例が相次いでいる。会社の信用を左右しかねない行為ではあるものの、税制上のメリットなど背に腹は代えられない事情がある。
#8 3月28日(日)配信
Go Toイートや時短協力金は本当に飲食店を救ったか?支援策の効果を徹底検証
GoToイートキャンペーンや時短営業への協力金など、飲食店を救うべくさまざまな支援策が講じられている。しかし店の状況によっては、休業しない方がメリットのある場合も少なくない。支援策の効果を総点検した。
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