――筆者のジェームズ・マッキントッシュはWSJ市場担当シニアコラムニスト ***  昨年11月の米選挙以降、市場のテーマは明確だった。つまりこうだ。米政府の巨額の経済対策や新型コロナウイルスワクチンの普及により、株式相場は活況となるため、リスク資産に飛びつけ。小型株、割安株、景気敏感株が狙い目だ。一方、国債や国債のような大型株、金利敏感株はどれもお払い箱だ。  しかし、ここ1カ月はその全く逆の展開となった。リスクが最も高い資産が好景気の恩恵を受けると見込む「リフレ取引」は、ジョー・バイデン氏が大統領に当選する直前に始まったが、3月8日以降は、ほぼ完全に反転している。