メキシコのメディア大手グルポ・テレビサは、テレビコンテンツ事業を米スペイン語放送大手ユニビジョン・コミュニケーションズと統合し、新会社を設立することで合意した。新会社にはソフトバンクグループが出資する。関係各社が13日明らかにした。スペイン語の動画ストリーミングサービス拡充が狙い。テレビサとユニビジョンの提携関係が新たな局面を迎えることになる。新会社名はテレビサ・ユニビジョンとなる。この新会社設立は、多額の制作予算があるストリーミングサービス会社との競争激化で放送局やケーブルテレビ(CATV)各社が苦戦していることが背景にある。テレビサ・ユニビジョンは資金力を強化するため、ソフトバンクグループ率いるコンソーシアムから10億ドル(約1090億円)の出資を受ける。これにはグーグルやレイン・グループも参加する。