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 食用油や調味料だけでなく、食品にも意外に多く含まれる「アブラ(油、脂)」。カロリーを意識したダイエットから糖質制限に注目が集まる昨今では、脂質のとり方や質にも注目が集まっています。今回はそんな脂質について、健康につながるとり入れ方のポイントをお伝えします。

あなたが食べるべき脂質の量はどれくらい?

 そもそも脂質を摂取する適量はどれくらいなのでしょうか。一般的には、1日の摂取エネルギーのうち、脂質で20~30%とるのがよいといわれています。

 例えば40歳男性で身体活動レベルがII(普通)の方の場合、1日の推定エネルギー必要量が2700kcal。そのうちの20~30%を脂質からとるとすると、1日に540~810kcalとなります。脂質1gが9kcalなので、1日あたり60~90gの脂質をとるのが適量という計算になります。これを1食に換算すると、毎食20~30gが理想的な量ということになりますね。

1日あたりの推定エネルギー必要量 (kcal/日)
1日あたりの推定エネルギー必要量 (kcal/日)。
※生活活動レベルがII(普通)の場合:座位中心の仕事だが、職場内での移動や立位での作業・接客等、あるいは通勤・買物・家事、軽いスポーツ等のいずれかを含む場合。

 平成30年の国民健康・栄養調査の結果によると、脂質を適量に収められているのは20歳以上の男女で全体の46.5%。14.2%が不足、39.3%が過剰の状態にあります。脂質が占めるエネルギーの割合も年々多くなってきているのが現状です。