暗号資産(仮想通貨)ビットコインとドージコインが今年に入り高騰したことで、個人投資家は次の大物を求めて仮想通貨の世界に一段と深く足を踏み入れている。何の目的もないジョークとして始まったドージコインは今年、1万2000%余り急騰している。今週には0.69ドルと過去最高値をつけた。ビットコインは先週、2020年末から2倍余りとなる6万ドルを超える場面もみられた。これを受け、投資家は次に急上昇するかもしれない安めの代替投資先を求めて、デジバイト(DigiByte)、ヴィーチェイン(VeChain)、セーフムーン(SafeMoon)など、より新しい仮想通貨に目を向けている。ある投機的資産から別の投機的資産へと飛び移るのは、広範な熱狂状態を示す兆候だ。こうした投資熱は株式や商品(コモディティー)、仮想通貨を含む一連の資産価格を押し上げている。また、景気刺激策で預金が膨らみ、新型コロナウイルス感染拡大によって自宅で過ごすことが多くなった新規投資家が、金融市場でいかに不安定な新興勢力となっているかも浮き彫りにしている。
ドージコイン暴騰、次なる「大物」仮想通貨は
ビットコインより安いアルトコインの急騰に掛ける投資家
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