tsumiki証券…積み立て開始から1年ごとに年間積立金額×0.1%(初年度)のエポスポイント。継続年数ごとに0.1%ずつ加算され、最大0.5%まで
楽天証券…購入金額の1%の楽天ポイント
セゾンポケット…積み立て6回達成ごとに、その累計額に対し5000円につき1ポイントの永久不滅ポイント
SBI証券…購入金額の0.5%のVポイント(タカシマヤカード積み立ては年数に応じ積立金額の0.1~0.3%)

 補足すると、単純に決済金額×○%となるのが、楽天とSBI。積み立てを一定期間継続するのがポイント付与の条件とするのが、tsumiki証券とセゾンポケット。これはユーザーの違いによるものだろう。

 楽天とSBIには投資経験者も多く参加しているので、シンプルに「付与率はこうです」でもいい。また、もともと証券口座を持っていた利用者がカード決済に変更するケースも多いだろう。

 対して、tsumiki証券やセゾンポケットは、エントリー元が証券会社ではなくクレジットカードの保有者で、これまで投資は未経験という初心者を想定している。まずは長く積み立てを続けてもらいたい。だから、「6回(半年)続けたら」「1年たったら」という立て付けにしているのだ。購入できる投資信託本数を絞っているのも、この2社の傾向だ。tsumiki証券は4本、セゾンポケットは2本だけとなる(セゾンでは一部の上場株式の積み立てもできる)。

 なお、これらとは異なるのがマネックス証券向けのマネックスカードだ。ポイントは1%還元、さらに2021年10月31日まではキャンペーンで3%(上限あり)までアップするという。ただし、これは投信買い付けの決済ではなく、ショッピングで利用した場合だ。カード利用で貯まったポイントの使い道は、マネックス証券で取引する株式手数料に充当、他にも暗号資産とも交換できるという。また、カード保有特典として、マネックス証券の「即時出金」サービスの手数料330円/1回(税込)が、月に5回まで実質無料(キャッシュバック)になる。2021年秋頃に、投信積み立てのカード決済のスタートも目指しているというが、当面はマネックス証券ユーザーにアピールというところだろう。既存のカードではなく、まず新カードを作ってもらうことからスタートだ。