正しい答えにたどり着く道は正しい質問から始まることが多い。今週はこの法則を考えてみる価値がある。トランプ氏支持の暴徒による1月6日の連邦議会襲撃事件を巡る、超党派の調査委員会を設置すべきか否かが米上院で審議されるためだ。議論される主な問いは、調査委が設置された場合に何が起きるのかということだ。より適切な問いは、調査委が設置されない場合に何が起きるのか、というものかもしれない。まず指摘しておくと、1月6日の事件に関してはどのみち多くの調査が行われることになる。議会議事堂に乱入した者に対する何十件もの裁判が続き、多くの新たな事実が明らかになるだろう。議会の各委員会は、典型的に党派的な形で証人喚問や公聴会の開催、報告書の提出を続けるだろう。ジャーナリストによる調査も続く。