――筆者のジェラルド・F・サイブはWSJエグゼクティブ・ワシントン・エディター  ***  正しい答えにたどり着く道は正しい質問から始まることが多い。今週はこの法則を考えてみる価値がある。トランプ氏支持の暴徒による1月6日の連邦議会襲撃事件を巡る、超党派の調査委員会を設置すべきか否かが米上院で審議されるためだ。  議論される主な問いは、調査委が設置された場合に何が起きるのかということだ。  より適切な問いは、調査委が設置されない場合に何が起きるのか、というものかもしれない。  まず指摘しておくと、1月6日の事件に関してはどのみち多くの調査が行われることになる。