誰にでもわかりやすい台湾の警戒レベル

■レベル1(=海外渡航者の入国で集合住宅において感染者が少数出現した場合) 
〇公共交通や人の多い公共場所でのマスク着用
〇不要不急かつ不特定を対象にした密な環境での集会活動の取り消しや延期の推奨
〇営業施設、公共施設での人の移動記録、ソーシャルディスタンス、体温測定、消毒など防疫措置の実施
■レベル2(=台湾内における感染源不明の症例が出現した場合)
〇マスク未着用者は罰則適用
〇戸外で500人以上、室内で100人以上の集会活動の停止。集会活動はソーシャルディスタンスの維持、マスク着用。パーティションの利用と人の追跡の実施、体温測定、消毒、人の流れの管理、総量規制、動線確保などの措置を講じる
〇必要な予防策を講じない事業者は営業停止。必要の際、娯楽関連の営業施設は強制的に休業措置を講じる
■レベル3(=1週間に集合住宅内において3件以上のクラスターが発生、あるいは感染源不明の1日当たりの新規感染者が10人以上出現した場合)
〇外出中はマスクの着用
〇戸外で10人以上、室内で5人以上の集会は停止。生命の維持、秩序の維持、医療や公的需要に関わる施設以外の営業施設・公的エリアは閉鎖
〇マスク着用、ビジネスや公共の場所でソーシャルディスタンスを維持。集団感染が発生した場所は立ち入り禁止にし、PCR検査を行う。むやみにその場を離れさせない。集会は停止。学校も休校。*クラスター感染のある地域で迅速な封じ込めが必要な場合は、PCR検査に協力し、感染地域を離れてはいけない。集会や授業は停止
■レベル4(=局所的な症例数の急増*、かつそれらの半数以上が感染ルート不明の場合)
*2週間で1日平均100例以上の新規感染者
〇食料品の買い物、医療、必要な業務を除く外出の禁止
〇家庭内でもマスク着用、ソーシャルディスタンスを維持
〇全ての集会を停止し、生命の維持、秩序の維持、医療や公的需要に関わる施設以外は業務停止、学校も休校。*感染拡大が深刻な市町村ではロックダウンを実施、規制線を張って人の出入りを管理し、市民は外出禁止

 日本人の目にはだいぶ厳しい措置と映るが、台湾北部の新北市に在住する王さん(仮名)に不満はないという。