インターネットがインドの株式市場を再編しようとしている。今年か来年、大手ネット企業が続々と上場を果たすことになりそうだ。「インド版ドアダッシュ」のゾマトは、11億ドル(約1200億円)を調達する新規株式公開(IPO)を申請した。現地メディアの報道によると、米ウォルマート傘下のEコマース大手フリップカート、フィンテック大手のペイティーエム、オンライン学習プラットフォームのバイジューズも、それぞれ段階は異なるが、IPOを検討しているという。このような状況により、インターネット企業がほとんど上場していないインド市場が変貌する可能性がある。中国や米国では、最大規模の上場企業にはハイテク大手が名を連ねているが、インド市場では現在、エネルギーや金融、ITアウトソーシング企業が大半を占めている。インドで一番の富豪が支配するインド最大の上場企業、リライアンス・インダストリーズは、石油・ガス部門から軸足を移しつつあり、昨年は同社のハイテク部門ジオ・プラットフォームズに米フェイスブックとグーグルからの出資を取り付けた。
インド市場、ゾマトなどIT大手上場ラッシュへ
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