――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  中国の配車サービス大手の滴滴出行(ディディチューシン)が上場を目指している。それに乗じるには、それなりの「運賃」が必要なようだ。  滴滴出行は10日、米国での上場申請書を提出した。評価額は700億ドル(約7兆7000億円)を超える可能性があり、今年の新規株式公開(IPO)では世界最大級となりそうだ。  これをきっかけに、年初こそ好調だったが最近では上場ペースが鈍っていた米IPO市場が、再びギアを上げるかもしれない。  ハイテク株のバリュエーションは軒並みピークから下がっている。