埼玉vs千葉#8Photo:JIJI

埼玉に本拠地を置くJリーグクラブの浦和レッズ。今季、大型補強が相次ぐ裏には、心強いスポンサーの影も見え隠れする。スポンサー収入の独走は続きそうだ。特集『埼玉vs千葉 勃発!ビジネス大戦』(全10回)の#8では、浦和レッズのスポンサー収入増加の裏側に迫った。(ダイヤモンド編集部 山本興陽)

江坂任、酒井宏樹、西大伍…
浦和レッズで日本代表クラスの大型補強が相次ぐ

 6月25日、千葉県柏市に本拠地を置く柏レイソルの大エース・江坂任が、埼玉の浦和レッズに移籍することが発表された。シーズン途中での大物の移籍に、多くのJリーグファンが驚いた。

 江坂にとどまらない。今季のレッズは、フランス・マルセイユから酒井宏樹、ヴィッセル神戸から西大伍など、日本代表経験のある大物選手の補強が相次いでいる。

 コロナ禍でJリーグクラブの経営環境は厳しいにもかかわらず、なぜレッズは次々と大型補強ができるのか。

 そこには、5年間で1.5倍に急増した強固な「スポンサー収入」の存在が見え隠れする。なぜ、浦和レッズはスポンサー収入を増やすことができたのだろうか。