新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)が明らかに収束しても、生命・医療保険業界への影響は今後何年も続く可能性がある。  まず多くの顧客にとって、生命保険の販売方法が様変わりするかもしれない。コロナ下で血液や尿のサンプルを提出する必要がない引き受け査定が普及した。この査定方法では、デジタル記録が多用され、顧客の自宅に検査担当者を派遣することも少ない。アイテ・グループで生命保険・年金保険を担当するシニアアナリスト、マノージ・ウプレティ氏によると、昨年は多くの保険会社がデータに基づく予測手法で査定する契約の規模を増やしたという。