さらに、無神経な人からは「コイツは何を言っても反論してこない。だから強く出ても大丈夫」と思われてしまうことがあります。たいへん悔しいですが、まさにナメられている状態です。傷つきやすい人の気持ちは一切、理解されていません。
そんな傷つきやすい人が無神経な人に出くわした場合には、いじめやハラスメントの対象になりやすいのです。
アンテナを自分に向けよう
心が混ざったままでは、自分の気持ちを大切にすることは難しいものです。
なかには、相手が好む表現を取り入れすぎて、本当に言いたいことを自分の言葉で表現できなくなる人もいます。これでは自分の気持ちを大切にできなくなります。
こんなときは、自分の気持ちを整理することで、相手とどうつきあうかがわかるようになります。
相手の意見を優先するのを卒業しましょう。自分の気持ちもくみとったコミュニケーションにすることが人間関係を円滑に進める大事なコツです。
心が混ざっているときとは、取りこんだ情報が整理できず、混乱している状態です。
そのように何に焦点をあてたらいいかがわからなくなっているときにはまず、アンテナを自分の気持ち、考え、体の感覚に向けましょう。混乱した心をどこからほどいたらいいかが、少しずつ見えてくるはずです。
傷つきやすさに悩む人へのメッセージ
傷つきやすい人は、感受性が強くて、繊細な心を持つ人たちです。そんな人が存在しているのと同様、それとは逆の「無神経な人」も存在してます。
「無神経」という表現はあまりしたくはありませんが、感受性が強い人と、そうでもない人がいて、両者の感覚は違うのです。
傷つきやすい人には傷つきやすい人なりの、無神経な人には無神経な人なりの物事のとらえ方があります。世の中にはとらえ方がかなり違う人がいて、お互いに相性が悪いということなのです。
無神経な人と出会うと、感受性が強くて傷つきやすい人は自分のほうが弱いと感じてしまいがちです。
残念ながら、無神経な人はいます。避けることができないので、つきあい方を身につければいいのです。
あなたらしさを活かしつつ、傷つかないようにつきあうことは可能です。
そんな傷つきやすい人たちが、無神経な人と対等につきあう勇気を持つためのお役に立てばうれしいです。