調査会社ガートナーが28日に明らかにしたところによると、米アマゾン・ドット・コムはクラウドインフラ市場での大幅なリードを維持している。同市場には、コンピューティングやデータ保管、ネットワーキングなどの機能提供が含まれる。ガートナーによれば、アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)のクラウドインフラ事業での売上高は、2020年に業界2番手であるマイクロソフトの倍以上に達した。アマゾンは28日、スイスの通信大手スイスコムが企業向けIT(情報技術)部門のパブリッククラウドについて、AWSを優先プロバイダーに選出したと明らかにしている。一方、アマゾンはクラウドインフラ市場でのリードを続けているものの、シェアはやや縮小した。ガートナーによると、市場全体が拡大する一方で、他企業のシェアが高まっているという。