バラク・オバマ氏のシリアを巡る不運な出来事は、米大統領が本気で行動する意思がないのであれば、レッドライン(越えてはならない一線)を引くべきでないことを示した。ジョー・バイデン大統領は、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領に対して強気な発言をし、期待することを恐れない。だが、バイデン氏は自ら設けたレッドラインを相手が越えたら、行動に移すだろうか。  報道によると、共和党全国委員会(RNC)の請負業者を標的とした最近のサイバー攻撃に、ロシアの対外情報局(SVR)が関与しているとみられている。