ひろゆきが面接で「仕事できる人」を見極める方法・ベスト1ひろゆき氏(撮影:榊智朗)

現在、テレビやYouTubeで圧倒的な人気を集める、ひろゆき氏。
29万部の大ヒットを記録しているベストセラー1%の努力』では、その考え方について深く掘り下げ、人生のターニングポイントでどのような判断をして、いかに彼が今のポジションを築き上げてきたのかを明らかに語った。
この記事では、ひろゆき氏に気になる質問をぶつけてみた。(構成:種岡 健)

「過去、現在、未来」に分けてみよう

――ひろゆきさんは、一緒に仕事する人をどうやって見極めますか?

ひろゆき氏:基本的には、履歴書と面接をするのが一般的ですよね。そして、過去の実績を見たり、いま何をしているのかなどを聞きますよね。

――そうですね。

ひろゆき氏:3つの段階に分けて話したほうがいいかもしれませんね。「1万人から100人に絞る」「100人から10人に絞る」「10人から1人に絞る」という3つくらいにザックリ分けましょう。

 まず、1万人から100人に絞るときは、「実績」です。つまり「過去の話」です。どんな会社でどんな経験を積んできたか。学歴を見るのもこのタイミングですね。あまり深く読み込んだりせずに、パッパッパと見て選ぶでしょう。

 次に、100人から10人ですが、これは実際に会って面接をすると思います。そのときに重視するのは、「今、何をやっているか」ですね。つまり「現在の話」です。いくら実績があっても、それが「昔取った杵柄」だとあまり意味がないというか、すごい人だと思ったのに実際に仕事をしてもらうと「あれ?」と思う可能性が大きいでしょう。

 なので、面接のときに「過去の話」ばかりを話すような人は要注意かもしれません。過去の栄光で飯を食っていこうとしているわけですから、そこは慎重に見極めないとだめですよね。

――たしかに、輝かしい経歴の人の場合、目が曇りそうです……。

ひろゆき氏:そうですよね。そして、もっとも大事なのが、10人から1人を選ぶときです。この瞬間こそが人を見極めるときに最重要となるポイントでしょうね。