ミレニアル世代のうち最も高い年齢層の人々は現在、金銭面に関する新たな節目である「高所得期」に近づいている。  2回のリセッション(景気後退)と、世界の様相を一変させた新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)を経て、1980年代生まれのミレニアル世代は、間もなく高所得期を迎えようとしている。しかし、各種データから判断すると、彼らにとっての人生のこの一時期は、先輩世代が同じ年齢を迎えた際に経験したような家計の安定感をもたらさないかもしれない。