香港と中国本土は、「理財通(ウェルス・マネジメント・コネクト)」と呼ばれるクロスボーダー(越境)の相互投資制度の導入を通じて、金融統合の推進に向けた新たな一歩を踏み出した。  これに基づき、広東省9市に在住する本土市民は近隣の香港、マカオの投資商品を購入することが可能になる。同様に香港、マカオの個人投資家は本土の投資商品が購入できる。10日に導入された理財通は、「粤港澳大湾区(グレーターベイエリア)」と呼ばれる一帯の統合推進を掲げる習近平国家主席の計画の一環だ。