米コロンビア大学のジェフリー・サックス教授が、新型コロナウイルスの起源を調査する科学者のタスクフォースを解散したことを明らかにした。サックス氏は医学誌ランセットのコロナ委員会の会長を務めている。サックス氏は解散の理由について、非営利団体エコヘルス・アライアンスとのつながりを懸念したためだとした。同団体は2020年以降、武漢ウイルス研究所によるコウモリのコロナウイルス研究に米国の資金を使ったことで、一部の科学者や議員らから厳しい目にさらされている。同研究所のある中国・武漢市はコロナ感染が最初に発生した。エコヘルス・アライアンスのピーター・ダシャック代表が同タスクフォースを率いていたが、6月に辞任。タスクフォースの他のメンバーの中にはプロジェクトでダシャック氏およびエコヘルス・アライアンスとこれまで協力している者もいる。
コロナ専門家部会解散、武漢研に米資金提供の団体関与
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