デジタルトランスフォーメーション(DX)の追い風を受けるITベンダー各社だが、喜んでばかりもいられない。従来の業務の在り方は変容を迫られており、先を見据えれば企業も人材も大淘汰の瀬戸際に立つ。特集『不要?生き残る? ITベンダー&人材 大淘汰』では、アクセンチュアやNTTデータ、NEC、富士通など主要各社について10月4日(月)から15日(金)まで全16回の連載で詳報。勝ち馬はどこか、不要になる仕事は何か、各社の最新リストラ策は?経営幹部や業界関係者らへの取材を通じ、その全貌を徹底レポートする。 (ダイヤモンド編集部 鈴木洋子、竹田幸平)
#1 10月4日(月)配信
富士通・NECが「地銀勘定系システム」で淘汰される!?みずほ事変の裏で大地殻変動
みずほ銀行のシステムトラブルで世間から注目を浴びた「銀行勘定系システム」。実は、そんなトラブルを尻目に、勘定系システムを取り巻く勢力と力学に一大地殻変動が起きている。自身も再編と構造変化の波に揺れる地方銀行業界を舞台に、ITベンダー新興勢力とNECや富士通といった既存勢力の生き残りを懸けた陣取り合戦が幕を開けた。
#2 10月4日(月)配信
NEC、日立、富士通、NTTデータ…真のブラック度は?勝ち組は?【IT業界インサイダー座談会1】
就職先・転職先としても人気が高く、何かと華やかなイメージで注目されがちなIT業界。でも、実際に働くと分かる実態とは?アクセンチュアにNTTデータ、日立製作所、NEC、富士通ならどこがいい?勝ち組のキャリアパスは?組合の有無は影響するの? IT業界の表と裏を知り尽くすインサイダー7人が、業界事情と仕事、そして注目企業の実態を、忖度抜きで企業の実名入りで語り尽くす座談会、全5回の1回目をお届けしよう。
#3 10月5日(火)配信
NEC・富士通に迫る「次のリストラ」、大手ITベンダー“再編&淘汰後”の未来図
レガシーシステムの構築と保守を食いぶちとして生きてきた大手ITベンダーの代表格であるNECと富士通は、大規模な再編とリストラを余儀なくされてきた。クラウドの普及やデジタル化の波を超えて生き残れる企業はどこなのか。リストラの全貌と再編の未来図を余すところなく伝える。
#4 10月5日(火)配信
IT業界で「新人でも爆速成長」できる職種・仕事はズバリこれ!【IT業界インサイダー座談会2】
一口にIT業界と言っても、その中では実に多種多様な仕事がある。成功して勝ち組ルートに乗るための職種の選び方とは?IT業界座談会の2回目では、実際に業界で働きたい新人や転職希望者に「就職情報誌には決して載らない、IT業界の仕事の選び方」を伝授しよう。
#5 10月6日(水)配信
アクセンチュア常務が明かす急成長の秘密、「テック領域の全てで一番になりたい」
過去6年で社員数を約3倍に増やすなど業界内で勢いが目立ち、大手SIer(システムインテグレーター)の脅威となっているアクセンチュア。同社日本法人の土居高廣常務執行役員(テクノロジーコンサルティング本部統括本部長)に、他の大手コンサルティングファームや主要SIerにまねできない強さの秘密を明かしてもらう。
#6 10月6日(水)配信
銀行界初のシステム部長出身、北國銀行頭取が「勘定系のクラウド化は当然」と断言する理由
銀行勘定系システムを日本で初めてマイクロソフトのパブリッククラウド上に移行した石川県の地方銀行、北國銀行。他行がクラウドの導入すらもためらう中、杖村修司頭取は「将来は全ての銀行トランザクションをデジタル化し、地域のデジタル化を推進する業務にも参入する」と意欲を燃やす。まるで、これまで大手SIerが構築してきたレガシーシステムに別れを告げる大刷新だ。銀行業界では初めてとなるシステム部長出身の頭取に、その壮大な将来絵図と、変わるITベンダーとの関係性について聞いた。
#7 10月7日(木)配信
IT業界で「これさえあれば生きていける」たった1つの超重要スキルとは?【IT業界インサイダー座談会3】
技術の変遷が著しいIT業界で生き抜き、勝ち組になるために必要なスキルや技術とは何か?異業種出身者でも新人でも、技術がなくても「これさえあればIT業界で生きていける」スキルとは何?さまざまな人種がうごめく業界に集まる「トホホな人種」とは?IT業界座談会の第3弾をお届けする。
#8 10月8日(金)配信
みずほシステム障害「あれ、絶対直すの無理」と同業者が断言する理由【IT業界インサイダー座談会4】
通算7回ものシステムトラブルを起こし、金融庁が異例の「直接管理」を行う事態にまで発展したみずほ銀行の勘定系システム、MINORI。大混乱を巻き起こしてきた巨大ITシステムを業界インサイダーたちはどう見るのか。ジャーナリストでもない、報告書を書く弁護士でもない、同業のプロだからこそ分かる「絶対直せない理由」がそこにはあった。IT業界座談会の第4弾をお届けしよう。
#9 10月9日(土)配信
大塚商会、TIS…決して安泰ではない「ブティック型」ITベンダーの最新序列
中小・中堅企業向けソリューションが強い大塚商会、クレジットカード向けの基幹システムで高シェアのTIS…。戦場や武器を絞りゲリラ的な強さを発揮するのが「ブティック型」ベンダーだ。総合型の大手ベンダーでは淘汰が始まっているが、実はブティック型の中でも明暗が生じ始めている。各社の強みと弱みを明るみにした。
#10 10月10日(日)配信
ITベンダー「成長力&年収が高い」会社ランキング【全17社】2位NTTデータ、1位は?
大手SIerやパッケージソフト販売会社、システム系に強みを持つコンサルティング会社など、主要上場ベンダー17社について市場関係者による予想利益の伸びでランキング化。さらに各社社員の平均年収を比較し、成長力と給料の両面から業界内の格差をあぶり出す。
#11 10月11日(月)配信
ITベンダー「出世の新ルート」は幹部から事業会社への転身、SE転職最新事情も徹底レポート
DXの流れを機に、大手ITベンダーから事業会社に幹部級人材が続々と移る「出世の新ルート」の実態をレポート。さらに、人材難が叫ばれて久しい現場レベルのシステムエンジニア(SE)の転職市場動向について、トップヘッドハンターに最新事情を直撃した。
#12 10月11日(月)配信
平井前大臣「NEC恫喝」にニップンシステム破壊…IT業界大騒動の裏側【IT業界インサイダー座談会5】
全5回のIT業界座談会の最終回。最近のITニュースをメンバーたちが振り返る。ITシステムの全てをサイバー攻撃で破壊されたニップンと同じ脅威が他の日本企業にも迫っている?平井卓也前デジタル大臣のNEC恫喝の「真相」とは?最終回までヒートアップの座談会は必見!
#13 10月12日(火)配信
NTTデータの官公庁・金融分野「国内独占」に猛逆風、海外戦略に活路はある?
国内の金融分野や政府系案件を牛耳るプラットフォーマー的な存在であるNTTデータは、強みとする独占的な体制に批判も付きまとう。このような事業モデルは持続可能なのか。拡大を続けるためには必須の最新のグローバル戦略の全貌を併せて解き明かす。
#14 10月13日(水)配信
「ダメITベンダー」の見分け方、DX時代に付き合ってはいけない取引先の特徴【32社9タイプ別生態図鑑】
ITベンダーと一口に言っても、そこにはさまざまなタイプの企業が生息している。会社と社員の特性で企業群を九つに分類、その知られざる「生態」を詳しく解説する。これを見て、DX時代に付き合わない方がいいベンダーを見分けよう。あなたの会社が付き合うべきベンダーはどのタイプ?
#15 10月14日(木)配信
中外製薬・ファンケルの幹部が明かす、DX勝ち組の「ITベンダー完全攻略法」
時価総額で武田薬品工業を抜き去り、今や製薬業界で首位をひた走る中外製薬と、機関投資家からデジタル化を巡る取り組みの評価が高いファンケルのIT統括幹部を直撃。DX成功の肝、そのためにITベンダーといかに向き合うべきか自らの経験を踏まえて伝授してもらう。
#16 10月15日(金)配信
富士通&NECの「脱・何でも屋SIer」改革は本物?DX戦略の内幕を役員に直撃
長らく低迷期が続いた富士通とNECだが、DXの波を捉えるべく大改革のさなかにある。強みが見えづらい「百貨店型」との評も聞かれてきた両大手SIerがいかなる変貌を遂げようとしているのか。富士通自身の全社DX改革を主導する福田譲執行役員常務、日本IBMの人工知能システム「ワトソン」の事業責任者を前職とするNECの吉崎敏文執行役員常務に、それぞれ内幕を聞いた。
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