北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記は今年1月、兵器開発を巡る新たな5カ年計画についての野望を表明し、北朝鮮の軍事力と抑止力を「最高水準」に引き上げることを目指すと述べていた。北朝鮮の国営メディアは29日、正恩氏の計画の柱の1つが初めて公開されたことを伝えた。報道によると、前日のミサイル発射は新型の極超音速ミサイルであり、これまでよりも迅速で機動的な配備を可能にする燃料システムが使用された。このミサイルは「火星8」と呼ばれ、新戦略兵器構想の最優先5項目のうちの1つとなる。ただ、韓国軍部は29日、今回の新兵器は開発の初期段階にあり、配備の準備が整うまでには相当の時間を要するとの分析を示した。韓国軍と米軍による探知・迎撃も可能とした。
北朝鮮のミサイル発射、正恩氏野望の一端を体現
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