また、フェイクウイルスサイトは、Apple、GoogleといったOSメーカーだけでなく、たとえば、ドコモ、auといった通信キャリアの名をかたることもある。もちろん、通信キャリアは全く関わりはない。

左上に大きく「au」と書かれているが、これもウソ。au(KDDI)とは全く関係ないフェイクウイルスサイトだ。ドコモ回線を使おうが、ドコモで買ったiPhoneを使おうが、関係なく「au」と表示されるあたりはご愛敬 Photo by Satoshi Yamato左上に大きく「au」と書かれているが、これもウソ。au(KDDI)とは全く関係ないフェイクウイルスサイトだ。ドコモ回線を使おうが、ドコモで買ったiPhoneを使おうが、関係なく「au」と表示されるあたりはご愛敬 Photo by Satoshi Yamato

 なお、フェイクウイルスサイト自体はiPhone向けだけでなく、Androidスマートフォン向けのものもある。パソコンのWebブラウザで遭遇することもある。同じフェイクウイルスサイトが機種を判断し、iPhoneからの閲覧ならiPhone用の、Androidからの閲覧ならAndroid用のフェイクウイルスページに誘導するということもある。

こちらはAndroid用のフェイクウイルスサイト。ウイルスがいる、SIMカードや写真が破損する、推奨するアプリを実行せよという文句はiPhoneのそれとだいたい同じだ Photo by Satoshi YamatoこちらはAndroid用のフェイクウイルスサイト。ウイルスがいる、SIMカードや写真が破損する、推奨するアプリを実行せよという文句はiPhoneのそれとだいたい同じだ Photo by Satoshi Yamato