遮音材の最適配置で静粛性を追求
ボディは高剛性仕様

 メカニズムは、ハーテクト・プラットフォームと新世代R06D型エンジンの組み合わせ。好評のハスラーと同様の構造用接着剤と高減衰マスチックシーラーの採用により、高いボディ剛性を追求。遮音材の最適配置でクラスを超えた静粛性実現にも積極的に取り組んでいる。

 パワーユニットは、ベースモデルを除きマイルドハイブリッド仕様。高効率設計の自然吸気エンジン(49ps/58Nm)とISG(2.6ps/40Nm)のコンビで、スムーズな走りと優れた燃費性能(WLTCモード25.1km/L・FF)を融合。開発者は「スマイルは日常生活のパートナーとして最適なパフォーマンスの持ち主。今後ツーリング志向のユーザーニーズが高まればターボの設定も検討する」という。

 安全装備は、衝突被害軽減ブレーキ、誤発進抑制、車線逸脱警報など8つの機能をセットしたスズキセーフティサポートを全車に装備。アダプティブクルーズコントロール、ヘッドアップディスプレイ、標識認識機能をメーカーopとして用意する。

 ワゴンRスマイルは、カジュアルで便利なKカーの新提案。「スライドドアの新しいカタチ」として、人気者になる資格十分だ。

(CAR and DRIVER編集部 写真/小久保昭彦)

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