マーケティング・リサーチ実施の「5つのステップ」、調査対象の定義付けが重要Photo:PIXTA

ビジネスパーソンにとって必須のスキルといっても過言ではないマーケティング・リサーチ。3回にわたって、企業のマーケティング戦略の支援を行うクロス・マーケティングによるマーケティング・リサーチ活用講座の一端をご紹介します。最終回の今回は、マーケティング・リサーチ実施に向けてのポイントを、少しだけお教えします。

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実査までの5つのステップ

 講義05では、総まとめとして「マーケティング・リサーチの実施に向けてのポイント」を解説しています。

 マーケティング・リサーチを実施するにあたり、下記の5つのステップを取ることが必要になります。

(1) マーケティング課題の把握
   ↓
(2) リサーチ課題の明確化
   ↓
(3) 調査設計
   ↓
(4) 調査票の作成
   ↓
(5) 調査の実施(実査)

 この5つの段階それぞれで、おさえておくべきポイントがあります。

調査設計では、「誰に調査するか」がポイントに

 例えば調査設計の段階では、誰に調査を行うのか、つまり対象者を定義することが重要になります。下に示すように、調査の目的によって、調査の対象は次のように全く異なったものになります。

・消費者の動向を幅広く把握したい
 →最低限のエリア・属性条件のみ設定
・ごく一部のターゲット層の動向を把握したい
 →対象者を年齢・職業・特定の行動の有無などで絞り込む

 では、具体的にどのように調査対象者を設定し、どのように調査手法を選択すれば良いのでしょうか?動画では、調査手法の選択や調査項目の設定、質問項目の立て方などについて、具体例を交えて解説しています。

 読者の皆さまも独自の調査を設計し、会社のマーケティングに役立ててみては?